スマイル博士のちょっといい歯の話@
1.日米間の矯正歯科分野に関する違い
インターネットの普及により、世界各国の情報が瞬時に得られるようになりました。
しかしながら、矯正治療に関する認知度に関しましては、
アメリカと比較すると日本はかなり遅れていると思います。
皆様に矯正治療やそれにかかわる歯科治療に関する認知度を少しでも上げていただく目的で、
今回から、「歯並び、噛み合わせ、口元の審美、顎の関節ならびに矯正歯科治療」について
毎月18日(いい歯の日)に連載させていただくことになりました。どうぞ宜しくお願いいたします。
日本はアジアの中ではトップクラスの先進国として、また、世界の中でも上位クラスの先進国に位置づけられると思います。
しかしながら、歯並びを含めた矯正歯科分野に関する認知度では、後進国に位置づけられるのではないかと思います。
その根拠として、年間に矯正専門医で矯正治療を行う患者様の数はアメリカと比べると1/50(推定)しかありません。
また、アメリカでは、お子様が誕生されますと、ほとんどのご家庭が矯正治療のための貯蓄を行います。
そして、お子様はブラケット(歯につける金具やセラミック)とワイヤーを装着すると「大人の仲間入りができた。」と実感されるようです。
映画におきましては、矯正装置をつけている子役はいますが、叢生(乱杭歯、デコボコの歯)の役者はほとんどいません。
日米間において、それだけ美に対する価値観が違うようです。