フッ素について
通常歯は、崩出後より口腔内に取り込まれる物質等を吸収し、虫歯に強い歯質をつくっていきます。
この時期よく「フッ素を塗布しましょう。」というフレーズをよく目にすると思います。
では、なぜフッ素なのでしょうか?
フッ素は歯質を構成するhydroxyapatite(ハイドロキシアパタイト)のOH基(水酸基)と
化学的置換を行う事により虫歯に強いfluor-apatite(フルオロアパタイト)を作り出します。
歯牙が崩出後1〜2年位は、非常にフッ素を取り込みやすく年数をおうごとに取り込みにくくなっていきます。
ですからこの時期は虫歯になりやすい反面歯質を強化するのに最適な時期でもあるのです。
これは、定期健診の時などに歯科医院で塗布する方法です。
また、低濃度のフッ素を常用することにより、細菌の作用を抑制するという事もあります。
これは、市販されているフッ素配合に歯磨き粉など使用する方法です。
フッ化物溶液スプレー ※主に歯科医院等で扱っています。
※キシリトールやフッ素など予防を有利にするための方法であり、「これだけをしておけば大丈夫!」と基本的な予防を怠ればかえって逆効果にもなります。
こういった事をご理解の上御使用ください。また、過剰な量を摂取したり、人によっては下痢等の症状出る場合もありますので御注意ください。